こんにちは、穴太です。
この記事を見ている方は
「プログラミングに興味があるけど、文系だとやっぱり難しい?」
「文系でもプログラミングってできるの?」
「文系社会人がプログラミングで転職や副業は無理?」
このような疑問やお悩みをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
この記事では、文系社会人で未経験からプログラミングを始めてたった3ヶ月でITエンジニアへ転職した筆者が、文系でもプログラミングはできるのかについてご紹介します。
文系社会人こそプログラミングを
結論から言うと、じつは文系社会人こそプログラミングを始めるべきです。
これは転職や副業をしたい方はもちろん、そうでない方にもあてはまります。
プログラミングを学んで、自分の市場価値を高めましょう。

この記事はこんな方におすすめです。
・文系社会人でプログラミングに興味がある人
・文系でもプログラミングはできるのか悩んでいる人
目次から気になる内容をチェックしてくださいね!
プログラミングはやっぱり理系のイメージがあるでござる。


そうだね。でもそれだけでプログラミングをあきらめるのはスゴくもったいないよ!
せっかく興味を持ったのなら絶対に勉強すべきだし、実はプログラミングに文系・理系は関係ないんだ。
この記事を読むとそれがよく分かると思うから、ゆっくり読んでいってね!
文系でもプログラミングはできるのか?

「プログラミング = 理系の人がやるもの」というイメージは根強いですが、それはなぜでしょうか?
実はこのイメージは現代では間違っています。「家事 = 女性がやるもの」と同じくらい間違いです。
たしかに、一昔前の未だインターネットやパソコンが特定の人だけが使うものだった頃はその認識も間違いではなかったでしょう。
文系よりも理系の人の方が、高度な計算や研究などでパソコンに触れる機会が多かったはずです。
そのため必然的に、プログラミングを行う人の数も理系の人が圧倒的多数でした。
しかし現在では、一家に一台のパソコンが当たり前で、しかも一人一台以上のスマートフォンやタブレットを持っています。
つまり、誰でもパソコンに触ったことがあって日常的に使っているのです。
あなたもこのブログをインターネットに繋がったこれらの機械を使って見ていますよね!
実はもともと、プログラミングができるかできないか自体は文系理系の区別とは関係がありません(一部の開発を除く)。
したがって、誰でもパソコンに触れる現代では、理系か文系かでプログラミングに対する差はなく、誰でも始められます。
とは言え、文系の人がプログラミングを始める上での不安や疑問は多いと思いますので、以下では「プログラミングに文系理系は関係ない理由」を3つのポイントにしぼってご紹介します。
- プログラミングに「数学」「物理」「化学」などの知識は一切必要ない
- 理系でもプログラミングは学ばない
- 文系プログラマーの数は意外と多い
プログラミングに「数学」「物理」「化学」などの知識は一切必要ない
「数学は苦手...」という文系の人は多いと思います。
数学や物理や化学が苦手だから文系に進んだ人も多いですよね。私もそうでした。
プログラミングといえば、福山雅治のガリレオがおなじみのBGMに合わせてスラスラと書くような複雑な数式が出てくると思っている人もいるかもしれません。
たとえばこのような↓

安心してください。
一部のプログラミングを除いては、このような数式は一切出てきません。
他にも物理や化学などのいわゆる理系的な知識は一切必要ありません。
必要になるのは「数学」ではなく「算数」の知識です。
具体的には以下のような簡単な四則演算(+、ー、✖︎、÷)ができれば大丈夫です。
10 + 7 ✖︎ 6 + 9 ÷ 3 = ? (こたえは 55 です。)
ちなみに、高度な数学的知識が必要になる可能性があるのが皆さんご存知のAIに関する開発です。
ただ、最近はAIもかなり簡単に扱えるようになっているので、よほど高度な開発でない限りは数学の知識がなくても挑戦できます。
算数なら余裕でござる〜。

理系でもプログラミングは学ばない
「理系の人は大学でプログラミングを学んでいるから有利」と思われる人は多いかもしれません。
しかし実際は、理系でも情報系の学科以外ではプログラミングについて勉強する機会は多くありません。全くないことも珍しくないでしょう。
なぜなら、プログラミングと理系は直接的には関係がないからです。
プログラミングというのは自分でホームページやアプリ・システムを作るときなどに必要となります。
理系の人は高度な計算や研究のためにコンピュータを利用することは多いかもしれません。
しかし、通常はすでにあるシステムやアプリに対してマウスやキーボードで直感的な操作を行うだけで済むはずです。
したがって、そのためにいちいちプログラミングを行う必要はないのです。(よく計算作業するからといって、自分で電卓アプリを作ったりはしませんよね。)
つまり、文系だからといって理系の人に対してスタートが遅れていると考える必要はまったくありません。
自信をもってスタートを切りましょう。
ただし、理系のなかでも情報系の学科ではプログラミングについても本格的に勉強しますので、やはり進んでいることは間違いないでしょう。
この方たちは私たちが高校で習った「情報」を大学で本気で勉強されていますので当然といえば当然ですね。
文系プログラマーの数は意外と多い
「プログラミングの仕事をしている人は理系ばっかりでは?」と思われる人は多いと思います。
しかし実は、エンジニア全体の4人に1人は文系という調査結果もあるほど文系出身のエンジニアというのは意外と多いのです。
これは私がIT業界で働いてみての体感としても間違っていません。
特に最近はプログラミングブームが来ていることもあり、私のように文系でもプログラミングを勉強してIT業界に転職してきている人がたくさんいます。
では、文系のエンジニアは現場では足を引っ張る存在なのかというと、私がいうのもおこがましいですがそんなわけはありません。
例えば、文系出身のIT企業社長は珍しくないですし、みなさんがご存知のIT超大手企業であるNECの現社長(2022/02時点)は法学部出身です。
それだけ文系でもプログラミングを習得して活躍することは可能ということです。
IT人材の不足に伴って文系出身のエンジニアはこれからますます増えていくでしょう。
文系だからといってプログラミングから距離を取る必要はないですし、転職や副業などIT業界に足を踏み入れることだって積極的になっていいのです。
仲間が多いと寂しくないです!

文系の方が有利なポイント

実は、プログラミングを学ぶ上では文系が理系よりも有利なポイントがいくつかあるので、以下ではそれらをご紹介します。
- 英語能力が重要になる
- 論理的思考力が必要
- 経営や経済学的視点が重宝される
英語能力が重要になる
プログラミング言語は基本的にすべて英語で書きます。
したがって、英語が読み書きできる能力というのはプログラミングにおいてはかなり重要になります。
また、プログラミングを行うときにはエラーメッセージを読んでバグを修正する作業が発生しますが、パソコンはエラーメッセージを英語で表示します。
他にも、プログラミングの書き方やバグの修正方法などをネットで検索することも毎日のことですが、プログラミングに関するサイトは英語で書かれていることが多いです。
とにかく、プログラミングと英語というのは切っても切れない関係で、英語ができるプログラマーはそれだけで市場価値が非常に高いのです。
あなたがもし文系であれば、高校時代や大学で英語は必死に勉強されたのではないでしょうか。
少なくとも一般的に理系よりも文系の方が英語に力を入れて勉強しているはずですから、その点で文系の方が理系よりも有利です。

社会人になってから英語を使う機会がまったくなくなったという人も、プログラミングを始めることで眠っている英語能力を有利に活かすことができますよ。
論理的思考力が必要
プログラミングでは論理的に物事の流れを想像して、それを表現する能力が必要になります。
なぜなら、コンピュータは指示に対して必ず忠実に従うため、論理的に正しい指示をしなければ指示者の想像どおりに動いてくれないからです。
さて、文系のみなさんは国語の「現代文」をよく勉強されたのではないでしょうか。
高等学校の学習指導要領において、現代文Bで指導すべき内容として「文章を読んで,構成,展開,要旨などを的確にとらえ,その論理性を評価すること。」との記載があるとおり、現代文はこの論理的思考力を養うことを一つの目標としています。
現代文の設問に的確に答えるためには、問題文で筆者が伝えたいことを論理的に捉える必要があります。
したがって、たくさんの問題を解いてこの特訓をしてきた文系の方には論理的思考力が既に身に付いているのです。
また、これは大学で法学部だった方向けですが、法学というのは論理性が求められる最たる学問です。
法律の解釈、事実認定、事実へのあてはめどれを取っても高度な論理性が必要になります。
大学で法学を真剣に学ばれた方には高いレベルの論理的思考力が身に付いていると考えて間違いないでしょう。
文系の方は理系の方に比べて論理的思考力を身につける機会が豊富なため、その点で有利と言えます。
経営や経済学的視点が重宝される
みなさんは「BI」をご存知でしょうか。
BIは近年特に盛んになっており、ビジネスインテリジェンス(Business Intelligence)の略称になります。
これはITの技術を経営判断に利用するというもので、わかりやすい例ではこれまでの販売データをもとにAIが未来の売上予測を行うことで、経営者に対して売上げを伸ばすためのより良い選択を提案するシステムがあります。
もちろん、このようなシステムを開発するためにはエンジニア側に経済や経営に関する視点と知識がなければいけません。
しかし、理系の方で経営学や経済学に詳しい方は多くないでしょう。
そこで、大学で経済学部や経営学部を学ばれた方が有利になります。
これらの学部は多くの方が文系でしょう。
プログラミング能力と経営的な視点を持ち合わせた人材はいま特に必要とされていますので、大学で学んだこと活かして市場価値を高めるチャンスです。
文系社会人でもプログラミングはできるってほんと?実は理系よりも有利なポイントも:まとめ

文系社会人でもプログラミングは問題なく始められます。
プログラミングというものに文系か理系かは関係ないのです。
もしいまプログラミングに少しでも興味があれば、すぐにでも始めることをオススメします。
間違いなく、今後のあなたの人生を変えるきっかけになるはずです。
自分の市場価値を高めて、クオリティオブライフを上げていきましょう!